最近やったゲーム
最近やったゲームについて感想とかを書いていく。
9月くらいから月2本程度のペースでクラシカルな買い切りゲーを消化しているが、ツイッターとかだとまとまった文章でゲームの感想を書くのは難しいため、ここに書いていきたい。
感想を書く上である程度焦点を絞るため、下記評価軸を用意した。
- 美術(グラフィック, 背景等)
- 音楽(BGM等)
- シナリオ(メイン, サイド)
- キャラクター(キャラクター)
- システム(ゲームのメイン部分......アクションなら戦闘などのシステム)
- ホスピタリティ(親切さ、システム理解のしやすさ等。この記事ではリトライ性のことばかり話している)
- 難易度(難易度。ちなみに基準はポケモン剣盾を☆1, Getting Over It with Bennett Foddyを☆10としたとき。とはいえかなり雑)
それぞれ10段階評価。最高は☆10、最低は☆1。新奇性なんかも重要なので入れたいが、そもそもゲーム自体詳しくないので判定不能。なので今回は抜きにする。
最後に総評として難易度以外の平均点数も記載する。
なお、これらの数字は完全に主観に依ったもので特にレビュー目的のものではないことは断っておきたい
以下、クリアした順に。※ネタバレ注意
- ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- DARK SOULS III
- ELDEN RING
- Sekiro: Shadows Die Twice
- ENDER LILIES: Quietus of the Knights
- おわりに
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
ジャンル:3Dアクション
概要(Steamより引用)
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』は、パーツを自由にアセンブルしたオリジナルメカを操る「ARMORED CORE」シリーズ最新作です。 立体的なSF世界を縦横無尽に駆け、射撃や近接格闘のダイナミックな動きで敵を圧倒する本格メカアクションを楽しめます。
- 美術 ☆9
- さすがに最新作。かっけー
- 音楽 ☆6
- あまり耳に残らなかった……が、ラスティ戦(Chapter5)BGMは良かった。
- シナリオ ☆6
- 大筋は良かった。
- キャラクター ☆8
- ロボットものはメカもキャラに含んでいいと思う。自機がかっこいいので高め。NPC達も魅力的。
- システム ☆6
- スタッガーは賛否両論あるが瞬間火力を出すのが好きなので自分は賛側。多少の被弾は受け入れてガンガン攻めるのが正解なデザインになっているので戦闘自体は大味気味ではある。スピーディーな戦闘は爽快感があって気持ちよくもあるが、どうしてもプレイの正解みたいなものが生まれてしまうゲームシステムになってしまう感じはある。
- ホスピタリティ ☆8
- リトライ性がきわめて高く、本作のキモである強力なボスとの戦闘を心置きなく楽しむことができる。金策も簡単。探索要素も(トロフィーに関わらないところを含めなければ)あまり多くないのでとにかく楽していいところは徹底的に楽をさせてくれる。
- ただキーボード+マウス操作時のロックオンがキツ過ぎるのでそこだけなんとかして欲しかった……
- 難易度 ☆6
- 前述のリトライ性の高さも鑑みるとそこまで高くは無いと思うが、詰まるところは詰まるようにできているため。
総評 ☆7.2
良作の2文字がふさわしい。
DARK SOULS III
ジャンル:アクションRPG、ソウルライク
概要(Steamより引用)
滅びゆく終末の世界を舞台に、探索の緊張感、敵と遭遇したときの恐怖、新しい発見による喜びなど、RPGが本来持っている根本的な面白さと、高い達成感につながるゲームデザインを追求したアクションRPGです。(以下略)
- 美術 ☆9
- 7年も前の作品なので、純粋なグラフィックではさすがに最新に比べると劣るが、それでもかなり高品質。荒れ果て終末に向かう世界観をよく表現できていると感じる。
- 音楽 ☆6
- 王たちの化身(第2形態)のBGMが好き。
- シナリオ ☆4
- 話が本当にわからない。シリーズものを3作目からやるのが間違っていると思うが、実際のところ1からやっていてもあまりわからないらしい。
- とはいえ、火継ぎの終わりエンドは雰囲気が良くて好き。
- キャラクター ☆3
- システム ☆10
- ボス戦が非常に面白い。一つ一つのボスに対して戦略を持って攻略をする必要があり、どう戦えば倒せるだろうか、と試行錯誤する時間こそがこのゲームの面白さの核である。ボス戦はターン制と揶揄されがちだが、いかにターン制に持ち込むかというところが面白いのであり、また戦略的な部分であり、そしてどのようなボスであってもターン制に持ち込める点が優れているのだと思う。
- 武器強化もやりやすいし、何より初期装備で最後まで戦える。
- ホスピタリティ ☆2
- 難易度 ☆8
- ボス戦はイルシール前まではそこまで難しくないと思うが、序盤でも攻略エリアの雑魚敵がかなり強いし囲まれると理不尽な死に方をする。これが嫌で挫折した人も多いと思われるので高め。それでも自分としてはかなりバランスがとれていると思っている。
総評 ☆9.0(☆5.7)
ホスピタリティやシナリオをここに加えるとこのゲームを正しく評価できないので☆9にした。まあこんなもん気持ちファーストなんでね……
ELDEN RING
ジャンル:アクションRPG、ソウルライク
概要(Steamより引用)
本作は、本格的なダークファンタジーの世界を舞台にしたアクションRPGタイトルです。 広大なフィールドとダンジョン探索による未知の発見。立ちはだかる困難と、それを乗り越えた時の達成感。そして、登場人物たちの思惑が交錯する群像劇をお楽しみいただけます。
- 美術 ☆10
- すばらしい。
- 音楽 ☆8
- ラダゴン戦とマレニア戦のBGMはかなり良い。他も地域の雰囲気に合っていてなおかつプレイを邪魔しない程度の音楽が常に鳴っているのは良いところ。ただ「終わってる世界」の雰囲気なので基本陰鬱がちではある。
- シナリオ ☆5
- キャラクター ☆6
- ラニは満点。
- フィアも良い。
- 百智卿、ギデオン=オーフニールもわりと好き。百智卿、ギデオン=オーフニールって名前がいいよね……。全部言いたいもんな……百智卿、ギデオン=オーフニールって。読点も含めて
- システム ☆4
- 良くない。ダークソウル3を期待してプレイすると必ず損をする。自分もその一人だが、とはいえ別タイトルなのに勝手に期待して勝手に損されるのもフロム・ソフトウェアとしては嫌だろうな。
- 具体的に言うとボス戦。敵の挙動がダークソウル3に比べると大幅に強化されていて、回避やガードなどの防衛行動に費やす時間が圧倒的に長い。フィーリングで言うと回避回避回避回避回避攻撃回避逃げ逃げ歩き歩き回避回避回避回避攻撃回避。
- ローリングやガードの性能はダークソウル3と大差ない(ローリングは性能低下している?)ため、ダークソウル的なプレイをすると非常に不利な戦闘となる。しかしながら不利なだけでなくプレイヤー側にもこれらの暴れボスに対する回答が用意されており、それが戦技と遺灰である。
- 戦技は必殺技、遺灰はお助けNPCである。戦技はダークソウル3にも存在したが、それとは比べ物にならない性能の文字通り必殺技となっている。また、遺灰は単純に味方の数を増やせるため敵のヘイトを買ってもらうことができ、相手の壊れ挙動を無視して攻撃を差し込み続けることができる。これらを十二分に活用すると、ほぼあらゆるボス(複数ボス除く)がクソザコ化してしまうのである。
- このように、エルデンリングの特色であるシステムを縛ると超ハードだが特色を生かすと超イージーという、非常に大味すぎる難易度調整がなされている。とはいえ、適切に縛りを入れれば心地の良い難易度にはなると思うのでそこは適宜ご対応よろしくお願いいたしますということなのだろう。
- ホスピタリティ ☆6
- リトライ性は格段に高くなったが、NPCイベントの進めづらさは依然健在である。というかより見逃しやすくなってないか?
- 難易度 判定不能
総評 ☆6.5
どうしても戦闘に不満が……って感じだがなんだかんだトロコンまではやったし楽しめるところは多かった。
Sekiro: Shadows Die Twice
ジャンル:アクションRPG、ソウルライク
概要(Steamより引用)
隻腕の狼、戦国に忍ぶ。 史上最も血なまぐさい時代・戦国を舞台に、孤独な忍びの戦いを描くアクション・アドベンチャー。
- 美術 ☆8
- すすき野原に満月はいいよね。
- 音楽 ☆5
- 会敵時の「ハァッ」みたいなやつしか覚えてない。戦闘への没入を邪魔しないので覚えられないのかもしれない。
- シナリオ ☆6
- 分かりやすい方だったがいろいろと謎すぎる。しめ縄ロボとか……弦一郎の肩から生えてくる一心とか……
- キャラクター ☆6
- 一心が終始気持ちのいい人物で良かった。
- システム ☆10
- 散々言われてるのであまり多くは言わないが弾きが楽しすぎる。プレイヤーキャラ全ての行動が攻防一体でとにかく戦闘が楽しい。
- ボスはめちゃくちゃ強い。葦名弦一郎のような「プレイヤーのシステム理解の浅さ」をついたボスや、「システムを裏切るボス」「システムを完全に理解した上で実践しないと勝てないボス」等その強さも一辺倒ではなくバリエーションがあり、飽きさせない感じがある。
- そのほか攻略エリア上でのアクションも多彩かつ、忍者ということで足が異常なほど速いのでストレスがない。
- ホスピタリティ ☆7
- リトライ性はかなり高い。攻略の上で「メイン武器」を強化する必要がほぼないし拾得する必要もないというか他の武器がないので最初の一振りが最後の一振りに必ずなる。ということで戦闘以外で気にすることがあまりない。瓢箪の種(回復の使用回数を増やすアイテム)も小難しいところにはないので普通に進めれば回復アイテムにも困らない。
- 首無しとか七面武者に対して神ふぶきが特効なのはもうちょっとわかりやすくしてくれてもよいのでは……
- 冥助いる?
- 難易度 ☆9
- オフラインゲームなので詰まっても誰も助けてくれないし遺灰みたいなものもない。ゲームを理解しないと先に進めないのでゲーム性はかなりストイック。進めないことを嘆くよりなぜ進めないかを考えなくてはならないので人を選ぶことは間違いない。
総評 ☆8.5(☆6.5)
俺のフィーリングは☆8.5。
ENDER LILIES: Quietus of the Knights
ジャンル:メトロイドヴァニア/ソウルライク
概要(Steamより引用)
「死の雨」によって滅びた王国「果ての国」を舞台に、少女リリィと不死の騎士達の物語が始まります。悲劇的で美しい世界を探索しながら、一瞬の気の緩みが命取りになるような強敵との戦闘を繰り広げる横スクロールアクションRPGです。仲間たちと共に世界の真相へ辿り着いて下さい。
- 美術 ☆8
- リリィのモーションがめちゃくちゃキュート!
- 音楽 ☆10
- シナリオ ☆10
- ソウルライクなので多くを語らないシナリオだが、説明不足にはなっておらず、バランス感覚が非常に優れている。
- 本当にプレイするのが嫌になるくらい暗く悲しいシナリオだが、最後には冷たい雨は止み、鈍色の雲が開け、青色を取り戻した空のもと、逆光のなか少女が微笑み、グランドエンディングを迎える……←お前らこういうの好きやろ?
- キャラクター ☆8
- 基本的に善人しか出てこないが主人公以外全員狂ってるか意識を保ったまま穢れまくってる(全身がん細胞みたいなかんじ)奴しかいないので悲しい気持ちになる。特に大ボス格のキャラは浄化(撃破)時に生前の記憶ムービーみたいなのが流れるのでしんどい。
- おれの好きなキャラ→リリィ、イレイェン、黒衣の騎士
- システム ☆9
- メトロイドヴァニアのボス戦闘を知らないので(これしかやったことがない)他と比較しようがないが、戦闘のテンポが良くターン制にもっていきやすい。また、「白巫女は他者の穢れを浄化し引き受けることができる」というシナリオ設定をゲームに落とし込み、「倒した(浄化した)ボスのスキルを使用できるようになる」というシステムを成立させていて素晴らしい。
- 探索についても、アイテムを全回収したエリアはそうでないエリアと区別されてマップに表示される(色が探索済みの色となる)ため、とにかくやりやすい。この点の何が素晴らしいかというと、「ない物を求めて探索に明け暮れる」というRPGにありがちな無駄極まりない時間をゼロにできる点だ。全回収した時点でマップの色も変わるので軽い達成感も味わえる。
- ホスピタリティ ☆9
- リトライ性がきわめて高い。必ずボス部屋の前にチェックポイントがある。
- 探索については同上。てかこっちに書くべきか?
- 最終エリアが所謂毒沼なのでストレスではある。
- 難易度 ☆4
- レベルを上げて探索すれば良いので難易度は低め。
総評 ☆9.0
本当は☆10なんだけど
本当に☆10ってことにしとくか
総評 ☆10
おわりに
ほとんどソウルライクしかしてなかったですね。
今読み直すとエルデン一番評価低いのに一番喋ってるな……まああれくらいの方が実際ゲームって楽しい気はする。なんでもそうだけど優等生的な作品より何かしらダメなところがあった方がいい。逆張り精神に見えるけど本当にそう思ってる、嘘偽りなく。
ちなみに今はLittle Witch Nobetaやってます。
またいろいろクリアしたら書くかもしれない。